ネクタイピンのブランド13 − ケンゾ−(KENZO)

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デザイナーとして様々な経験を積んだ高田賢三氏が、1970年、パリのギャルリ・ビビエンヌでプレタポルテのブティック”ジャングル・ジャップ”をオープンしたのが、ケンゾ−(KENZO)の始まり。発表当時、その未曾有のデザインはパリ・モード界に衝撃を与えました。

そして、コットンをメイン素材として使用し、色鮮やかな花柄を大胆に組み合わせたデザインと平面的な裁断から生まれるゆったりとしたシルエットのコレクションによってその名を一躍有名にした後も、アジア諸国の文化を巧みに取り入れたデザインを次々と発表。

1999年にはブランドを売却して一旦デザイナーから退いたものの、復帰した2003年の翌年には、アテネオリンピックのユニフォームデザインを担当し、現在でも”ミックスカルチャー”をコンセプトに、融合的な作品を前面に出した作品の創作活動を展開しています。

そんなケンゾ−のネクタイピンは、真鍮を素材とした流麗なデザインのものが多く、”KENZO”のブラックロゴが入ったフラットシルバーとグロスシルバーのコンビコーティング、ゴールドとフラットシルバーのコンビコーティングなど、細身のシンプルなシルエットが特徴。

ブランドアイデンティティである”色”、”旅”、”自然”というキーワードに象徴されるように、季節ごとに移り変わるシーンとそこに吹き渡る風を感じるような、誰にでも親しみやすい雰囲気を醸し出しているのが、ケンゾ−スタイルの魅力と言って良いでしょう。

ネクタイピンのブランド12 − デュポン(S.T.Dupont)

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1872年、フランスのサヴォワ地方の製粉業を営む家に生まれたシモン・ティソ・デュポンが、高級レザーグッズの工房を創設したのがデュポン(S.T.Dupont)の始まり。この工房で製造された革製品はまたたくまに人気となり、上流社会にも受け入れられるようになります。

その後、シモンの息子であるアンドレとルシアンのデュポン兄弟の代に、上流社会のさらなる需要に応えるべく、1点ものの贅を凝らしたトラベルケースなどを製造するようになりましたが、第二次世界大戦が始まる頃から、材料の不足が深刻になり製鞄業を断念。

一転、アンドレに金細工師の経験があったことから、現在ではデュポンの最も有名な商品であるライターの製造を手掛けるようになりますが、”金メッキ”職人を募集した求人広告の誤植で”漆”職人が参集してしまったことが、デュポンに予期せぬ飛躍をもたらしました。

現在でも、宝飾品を中心に活かされているこの漆塗りの技術はもちろんネクタイピンにも活かされ、デュポンならではの深い味わいのある表情を見せているのが魅力。また、”Diamond Head”と呼ばれる、ブランドを象徴する三角錐のデザインパターンも大きな特徴となっています。

ゴールドやシルバーはもちろんのこと、ロジウム、パラジウムといった貴金属も使用し、漆塗りや独自のデザインパターンを組合わせることで、洗練されたエレガンスを表現したデュポンのネクタイピン。手にすれば、その特異な歴史の重みを感じることでしょう。
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